javascript:; 地域安全マップ指導フォーラム: 検定試験 解説1

2012年3月16日金曜日

検定試験 解説1

eラーニング検証を行い、特に正解率が低い検定問題の解説です。


低正解率問題①
次の記述の中の(a)(b)にあてはまる語句の“正しい”組み合わせを1つ選びましょう。
「(a)が高い場所では、犯罪者は標的に接近できないことが望めます。例えば、敷地の入口に門があったり、道路と敷地内が明確に区部されていたりすることが(a)のハード的要素を高め、地域全体での防犯活動の活発な様子や防犯意識の高さが目に見えるような取組みは(a)のソフト的要素を高めます。これらが、犯罪企図者にとって物理的・心理的に(b)場所の状況を作ります。」
 
これは、「犯罪抑止の3要素」からの問題です。WEB学習プラザではこちら→http://www.navi.portalgate.jp/L2.php?contents=77です。

この場合、標的は、子どもであったり、地域であったり、場所であったりします。
例えば、標的となる子どもがある場所にいます。

犯人目線で考えてみましょう。

子どもへリーチしようと試みたとします。
しかし、その子どもがいる場所は派手な色の遊具があるいかにも子ども向けの公園です。その公園の周囲にはメッシュのフェンスが張られており、入口は一か所、しかも車やバイクなどが入ってこられない車止めが3本
周囲には、何人もの地域の人々が「防犯パトロール」の腕章をつけたり、ジャンパーを着用したり、犬に「ワンワンパトロール」というたすきをつけたりして歩いています
さらに、公園の中にいる子どもたちと挨拶をしたり、世間話をしたりして笑っています。

つまり、犯罪企図者にとってこのような場所は、目に見えないバリアのようなものを感じ、自分がいることにとても違和感を感じる、つまり「入りにくい」場所となります。悪いことをする人が「近寄りにくい」場所です。
つまり、入りにくい場所=領域性が高い場所です。

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